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時代の置き手紙

歴史に触れたら書き置きます。

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会津鎮魂慰霊旅【3日目】

この旅は会津に着いてからずっと、徒歩かバスで移動していたのですが
最終日は電車移動でスタート
(正確には、駅前でタッチパネル式のコインロッカーで苦戦する老夫婦を手伝っていたら時間ギリギリで筋肉痛なのに階段を猛ダッシュで駆け上がり滑り込み乗車スタート!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノウォォォ)

隣駅の七日町駅で下車


駅からすぐのところにある阿弥陀寺に新選組の斎藤一さんのお墓参りへ行きました


昔は大仏があったそうですが、太平洋戦争で供出され
今では台座を残すのみ


明治戊辰戦没殉難者墓

戊辰戦争で亡くなった会津人の遺体は埋葬する事が許されず、半年間放置されたそうです(鬼ー!)
その後、埋葬地もこの阿弥陀寺と長命寺の2カ所に限られていたとか


斎藤さんのお墓はかなり目立つ位置にあり、
奥さんの時尾さんが阿弥陀寺での埋葬を手伝った功績でこの土地を頂いたそうです

いろんな漫画やゲームに出てる有名人なので説明不要かと思うんですが一応

江戸で武士の家に生まれ、新選組三番隊の隊長として活躍し、戊辰戦争では京都から転戦し会津で降伏
八重さんの幼なじみの高木時尾さんと結婚しました(実は2番目の奥さん!)(るろ剣では菩薩のような妻でお馴染み!)
明治になってから改名して藤田五郎と名乗っているので「藤田家之墓」です

手を合わせようかと思ったら、落ち葉とか蜘蛛の巣で散らかっていたので勝手に掃除しました


私にとってお墓参りは、そこに眠っている人と直接会話出来る時間だと思っていて、
斎藤さんはこの旅の中で一番よく知ってる人だったので喋りやすかったです(笑)
「ずっと好きだけど、最近は大河ドラマと風光るの斎藤さんにハマってます」とかそんな感じ(チャラい笑)


もちろん時尾さんも一緒です
没年を見たら時尾さんの方が遅かったので、なんか安心しました(笑)
会津は長生きする人が多いな~


元々鶴ケ城にあって移築された御三階




名前は御三階なのに実はこっそり四階あって、秘密の会議などに使われていた模様





松陰先生や新島夫妻も泊まった旅館、清水屋跡




現在は銀行になっていて何の面影もありませんが
寝転びたい衝動をグッと抑えつつ、何往復もして写真撮りまくりセルフタイマーセットして自分も写ってみたり
防犯カメラには確実に不審者として映った事でしょう(-_-;)


七日町は大正浪漫っぽい建物が多くて、道も煉瓦敷きのところがあったり
散歩するだけでも楽しいです












昭和なつかし館


一階が骨董品店(骨董倶楽部)で二階が昭和の街並みを再現した施設






骨董品も撮影OKでした

私はよく骨董市に行くのですが、ストライクなのは100年くらい前のものなので
ときめくには新しすぎるし
懐かしむには古すぎて
購入には至りませんでしたが、自分が知らない時代のものに囲まれるのは至福の時間でございます(*´∇`*)

店内にいた団塊世代のご夫婦はすごく盛り上がっていました

二階へ(・ω・)ノ




 昭和好きにはたまらん空間です!emoji


会津新選組記念館


こちらも一階部分が骨董店(むかしや)になっていて二階が資料館

ほとんど撮影OKで、八重の桜関連の情報もたくさんありました



こんなのが飛び交う中で、生き抜ける気がしない






山崎さんが永倉さんに宛てた手紙
新選組って創作され過ぎてて、たまに架空の人物なんじゃないかと思ってしまうけど
こういうのを見ると、ちゃんと実在したんだなぁと実感します





こちらの骨董店はドストライクな時代のものが売られていたので、
古銭と古本を買いました
本は全然読めないけど、たぶん軍記物の写本なんじゃないかと予想


末廣クラシックカメラ博物館


実は私、写真の専門学校卒のカメラマンやってる者でして
カメラは仕事の相棒なのですemoji

でもそんなにカメラに詳しいわけじゃないので勉強も兼ねて見学しました




授業で大判カメラの実習もありました


この時代に自動巻き上げカメラがあったなんてΣ(゚Д゚)


カッコイイー!!!

 声に出して読みたい名前

絶対カメラには見えない 


極小
フィルムどうなってるんだろう?

 
 

福島県立博物館


原始時代から近代までの福島の歴史を勉強できる博物館






この2つ、どちらも棺
入るなら足が付いてる方がいいかな


仏像も好きです




八重さん直筆の書


鶴ケ城砲撃に使われたアームストロング砲


こういうの集めてます


サイの神
関西人の私には見慣れないものばっかり


恐竜も大好きで、中でもプレシオサウルスが一番好きなのでこれはテンション↑↑↑
これはフタバスズキリュウっていう、いわき市で発見されたクビナガリュウだそうです


またバスで移動して目的地まで歩いていると

店先に八重たんと八重さん人形が!

可愛い〜(*´˘`*)♡と思って写真を撮っていると
作った方が出てきてくれて、人形の事とか歴史の事とか
いろいろなお話を聞かせて貰いました
人見知りなのでこの旅で唯一の地元の人との会話でした(笑)


西軍墓地

会津戦争で亡くなった新政府軍の合同墓地




鍵はかかってないけど扉は閉まってて
入っていいのか分からなかったので柵の外から撮影



平成の世になっても会津と長州・薩摩の間には埋められない大きな溝があります
(萩市からの友好都市申請を会津若松市が断ったとか、他にも個人的な話をいろいろ聞きます)
この柵は「隔離」するためなのか「保護」するためなのか
ものすごく考えました

でもここに在るという事は、会津の人に受け入れられているって事で
器の大きさというか武士道みたいなものを感じました



そんなこんなで三日間の会津旅が終わりました
   
時期的に八重の桜で街中が盛り上がっていたし、思った以上にいろんなところにいけて満足でしたemoji

ただ博物館に行き過ぎて(11箇所)、どこに何があってどれが本物だったとか
あんまり覚えてないのが悔やまれます(笑)

実際の場所に行ったり、博物館で実物を見たり
会津の傷や痛みを知って会津がますます愛おしくなりました
でも会津が可哀そうとかそういう事ではなく
八重の桜で覚馬さんが「どちらにも義はあった」と言っていたけど
私も「自分が信じる正義の為に戦った」熱い時代だから
こんなにも幕末が好きなんだなぁと思うのです

そんな熱い想いがたくさん詰まった土地でした

次は京都で八重さんのお墓参りとゆかりの地を巡る旅がしたいなぁemoji

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